同人誌装丁まとめ
- もくじ
10冊目:ナイチンゲールと棘のない薔薇(A6)
9冊目:ぼくのSubの二宮さんがあまりにもズルすぎる(A6)
8冊目:#気まぐれ800字チャレンジ くま∞クロ集(A5)
7冊目:どうか、一粒の幸福を(A5)
6冊目:CANDY BOX(A5)
5冊目:ふたりで楽しいコトがしたい!(A6)
4冊目:名もない星が咲いたなら(A6)
3冊目:Day by day with you(A5)
2冊目:ふたりのためのものがたり(B5)
1冊目:よしなしごとがたり(A6)
使用ツールについて
印刷所について

1冊から10冊までの集合写真…を撮りたかったのですが、なぜか2冊目が迷子になってしまったようで、探しても見つかりませんでした。
捨てることはないはずなので、そのうち見つかると思います。見つかったら改めて集合写真撮りたいですね。
いっぱい書いたな~
10冊目



ぼくのSubの二宮さんがあまりにもズルすぎる 頒布ページ
発行日:2024/1/7
内容:小説、サイズ:A6、ページ数:600P、背幅:24mm
表紙用紙:NBファイバー160kg濃鼠、本文用紙:ライト書籍用紙クリーム50kg、遊び紙:ニューラグリン90kgライム
カバー:マシュマロ110kg(ベルベットPP)
表紙:凸版文久ゴシック レギュラー、MenloRegular、本文:凸版文久明朝 レギュラー
BBF風ページ:Verdana Bold,Verdana,GillSans(数字)
39字16行、フォントサイズ:9.0pt、行間4.5pt
天14mm、地10mm、ノド19mm、小口9mm
使用ツール:縦式、クリスタ
表紙イラスト:秋良様
ワートリ二宮さん相手Dom/Sub恋愛夢(書き下ろし以外web公開済み)。
これまで作った中で一番文字数が多いです。全部で23万字だったかな?
おそらくこれ以上のはだしませんというか出したくないというか…ページが印刷所の制限ギリギリで、結構切り詰めた記憶があります。
また、50kgの薄い紙を本文に使用したのですが、本来は別の、赤みがかった紙を使う予定でした。が、入稿直前で売り切れになってしまい…既に製造終了している紙だったので再入荷を待つこともできず…悲しかったですね。
でも本来使いたかった紙はこれより厚いものなので、今以上に背幅が大きくなっていたかと思うと…今の紙でよかったのかもしれません。
ページ数削減のためにフォントサイズを小さくしようかとも思ったのですが、そのために本文が読みづらくなっては本末転倒だろうということでそのままにしました。背幅は…読める範囲に収まってるはずなので…!!


頒布版は本編+番外編+書き下ろしが収録されているのですが、事前に本編のみのテスト版を一冊だけ作りました。主にどれくらいの厚みなら開けるかのテストとして。
テスト版は薄い紙を選べなかったので本編だけの収録に加え428Pしかないなのですが、頒布版とちょうど同じ厚さとなりました。読みやすさも紙の柔らかさからやはり頒布版に軍配が上がります。紙選択の重要性がわかりますね。
9冊目
ナイチンゲールと棘のない薔薇 頒布ページ
発行日:2023/9/9
内容:小説、サイズ:A6、ページ数:272P、背幅:16mm
表紙用紙:紀州の色上質紙(最厚口・白)、本文用紙:ソリストSP(ピンククリーム)56.0kg
カバー:マーメイド153kg(マットPP)、スピン(紐栞):ロイヤルブルー、擬似遊び紙前後、擬似小口染め
タイトル:Rings of saturn+游明朝体デミボールド、本文:凸版文久明朝 レギュラー
38字×16行、フォントサイズ:9.0pt、行間:4.5pt
天15mm、地12mm、ノド18mm、小口10mm
使用ツール:縦式、クリスタ
表紙イラスト:小豆屋様
ワートリ佐鳥相手恋愛夢本(書き下ろし以外web公開済み)。
カバーと本文を別の印刷所に頼んだり、擬似小口染めやスピン加工などたくさんチャレンジした一冊です!
マーメイド紙+マットPP加工は、偶然手に取った同人誌の手触りが好みすぎてフォロワーたちに助けてもらいながら「おそらくこれだろう」と特定に至った経緯があります。ばっちりでした。
また、本作のテーマが「雨」なので表紙の色味とも合わせてスピンは青いものを選択。はっきりしつつも目に痛くない色でいいかと思います。
どうしてもスピンを使いたかったので、初めは別の印刷所に頼むことを予定していました。そのため仕様の関係で擬似小口染めは予定になかったのですが、ちょうど擬似小口染めのできる印刷所さんが試験的にスピンの取り扱いを始める…というお話を聞き、意気揚々と申し込みました。結果、欲張りセットの装丁にできました。大満足です。
擬似小口染めについて…本来の小口染めは製本後にノド以外の三方をインクに浸すのですが、それだとオプション料金がかかるので、わざと原稿の切り落とし部分にかかるよう本文の端部分にインクを乗せて、擬似的に小口染めを再現するという方法です。
本文がモノクロでもカラーでも料金の変わらない印刷所にお願いしていたので、本文はブラック、疑似小口染めの部分はブルーにして入稿をしました。
縦式の有料アドオンを用いて擬似小口染めをしました。
8冊目
#気まぐれ800字チャレンジ くま∞クロ集
発行日:2023/4/25
内容:小説、サイズ:A5、ページ数:72P、背幅:6mm
表紙用紙:かため260kg(PP加工)、本文用紙:ラフクリーム琥珀(四六判66.5kg)、遊び紙:
タイトル:からかぜ、本文:游明朝
二段組み、天16mm、地18mm、ノド20mm、小口14mm、ページ番号マージン10mm、段間7mm
①26字×22行×二段組み、フォントサイズ:9.5pt
②27字×24行×二段組み、フォントサイズ:9.0pt
③29字×26行×二段組み、フォントサイズ:9.0pt
④29字×27行×二段組み、フォントサイズ:8.5pt
使用ツール:一太郎、クリスタ
まほやくクロエ相手恋愛夢本(書き下ろし以外web公開済み)。
気まぐれ800字チャレンジという、Twitterで流行っていた、短文を書いて数をこなそう!という企画で書いたもののうち、特にカプ色の強い話のまとめ本です。これは通常頒布はしておらず希望者にのみ頒布しました。その分カバー下など遊べて楽しかったです。
web再録本を作りたいという意図と一太郎を理解したいという意図がありました。具体的にいうと4パターン文字組みを変えて、A5二段組みの小説はどのような設定が一番読みやすいか?という実験をしました。通常頒布をしなかったのはこのためです。
それぞれの文字組み感想としては
①ゆるゆる 児童書を思い出す文字組みの余裕具合。ルビを振っても行間に余裕がありそう。
②ゆるめ 目が疲れにくそう…と当初は思っていましたが、今読み返すと行間と字間のバランスがいまいちよくないのか、視線運びがガタつくかな?という時がたまにありました。感覚的な話で恐縮ですが…
③ディスプレイ上で見た時点で、自分基準で一番読みやすいと感じた文字組みです。が、集中できるときはすらすら読めても、目が疲れてるときは行の読み飛ばしが発生しそうかも?
④きつめ ミチミチな分、文字数はかなり詰め込めます。見開きページの文字に圧を感じつつも、すべて自カプの文字かと思うと気持ちいい気も。
結果的に一太郎を理解しきることはできませんでしたが(……)、まあいい本にはなったので…。これからA5二段組みの本を作る時の指針の一つにもなるし…。
表紙タイトルのひらがなカタカナはフリーフォントをお借りしています。漢字は収録されていないフォントでしたので、フォントの雰囲気に合うようにクリスタで書きました。そういう意味でも思い出深い一冊です。
7冊目



どうか、一粒の幸福を
発行日:2023/3/25
内容:小説、サイズ:A5、ページ数:52P、背幅:4mm
表紙用紙:ミランダ黒130kg、本文用紙:タブロ45.5kg、遊び紙:ミランダあい100kg
表紙インク:ゴールドインキ、本文インク:オリエンタルブルー
タイトル:しょかき鱗片+ふい字(漢字)、本文:凸版文久明朝 レギュラー
28字×23行×二段組み、フォントサイズ:8.5pt(あとがき8.25pt)、行間:5.0pt、段間:7.2mm
天16mm、地18mm、ノド20mm、小口16mm
使用ツール:縦式、クリスタ
まほやくオールキャラ親愛友情短編集(一部サイト再録済み)。
特殊紙・特殊インクが使える期間限定セットで印刷してもらった本です。話の静かな雰囲気と装丁の雰囲気がマッチしていていいです。祈りのような表紙のきらきらがより映える。
諸事情によりあまりページ数を増やすわけにはいかず、にも関わらず内容がどんどん増えてしまい。普段から大きめのフォントを心がけているはずなのに、この本だけだいぶ文字が小さくなってしまっています。そこだけが無念。
フォントは大きく見える凸版文久明朝をチョイス。この本からこのフォントの魅力に気が付き、以降こればかり使っています。マス目いっぱいにのびのび広がってるみたいな雰囲気を感じて大好きです。
タブロ紙もずっと使ってみたかったのでチャレンジできてよかったですね。新聞紙見たいなグレーがかった、ざらつき多めのふかふか紙です。手触りがとても好き。雰囲気も出る。
6冊目

CANDY BOX 頒布ページ
発行日:2023/3/25
内容:小説+漫画、サイズ:A5、ページ数:104P、背幅:7mm
表紙用紙:シェルルックNツインスノー180K、本文用紙:キンマリSW_90、レインボー箔押し
タイトル:キャラメリゼ(サブ:TypingartGrotesque、游ゴシック体ボールド)、本文:游明朝体ミディアム
26字×23行×二段組み、フォントサイズ:9.0pt、行間:5.0pt、段間:9.1mm
天16mm、地19mm、ノド20mm、小口13mm
使用ツール:縦式、クリスタ
まほやくクロエ相手恋愛夢本。ゲストが大勢!
ずっっっっっっとやりたかった箔押しをやっとできた一冊です。
選べる紙があまり多くなく、加えて小説と漫画と絵が混合であったので紙選択に悩んだ思い出があります。結局漫画があるから白い紙にしましたが、にしてももう少し薄い紙を選べばよかったな〜という反省点があり。
表紙4から表1にかけてストライプ状の模様が横断していますが、印刷所から「表1から見えちゃいますけど大丈夫ですか」という確認の連絡をいただきました。合ってます。申し訳ないです…。
後から聞いた話では印刷所が確認出来るように、製本後イメージ図を添えて入稿する方もいるそうなので、ややこしい図柄の時は同じくするようにしています。
表紙用紙がしっかりしつつもすべすべ、コシがあっていい
5冊目
ふたりで楽しいコトがしたい! 頒布ページ
発行日:2022/6/25
内容:小説+挿絵、サイズ:A6、ページ数:200P、背幅:14mm
表紙用紙:アートポスト160kg、本文用紙:RTライトノベル63kg
カバー:コート紙オーロラ135kg(クリアPP)、帯:コート紙オーロラ110kg、擬似遊び紙前後
タイトル:ラノベポップ、本文:源瑛こぶり明朝v6Regularn
39字×17行、フォントサイズ:9.5pt、行間4.0pt
天14mm、地15mm、ノド11mm、小口10mm
使用ツール:縦式、クリスタ
まほやくクロエ相手恋愛夢本(R18)
ザ・ラノベっぽい本を作ろう!と思い立ちそのような装丁にしました。ラノベっぽいタイトル、タイトルロゴ、帯…まさにな紙があったのでRTライトノベル紙を本文に採用。
手前味噌ですが「リバカプの初夜は2回ある?!」のアオリ文は大変気に入っております。これ以上の一文はもう一生書けないかもしれない。どうも、リバカプ初夜ネタ大好きオタクです。
本文用紙は嵩高紙という種類だそうで、薄すぎない厚みとコシの強さが大変開きやすくてよかったです。ページ数を鑑みてもちょうどよかった。
擬似遊び紙について…フルカラーもモノクロも料金の変わらない印刷所で、表2の後2P分と表3の前2P分にカラー原稿を差し込み、擬似的に遊び紙にしました。
4冊目


名もない星が咲いたなら
発行日:2019/12/15
内容:小説、サイズ:A6、ページ数:132P、背幅:9mm
表紙用紙:マットポスト紙220kg白(マットPP)、本文用紙:淡クリームキンマリ(90kg)、遊び紙:黄
39字×17行、本文フォント:UD教科書体
使用ツール:一太郎、クリスタ
風花雪月シルヴァン相手恋愛?夢
少しでも紙への知識がある方なら既にお察しかと思いますが、まあまあ開きにくい本になってしまいました笑。
本文に関しても、フォントは悪くないのですが行間や文字サイズがあまり良くなかったのか読みにくい結果に…。色々と学びの多い一冊です。
本文だけではなく表紙にもミスがあり背表紙が真っ白なのですが、フォロワーに「どうして背表紙がこんなにも丁寧に死んでいるんですか?」と言われたのをいまだに思い出してはフフと笑うことがあります。

この本は在庫動かないな〜と思い処分したあとにちらほら購入希望がきたこともありはやいところ再録したいのですが、一方で直したいところがあり。しかし直す時間が取れず早数年…
表紙デザインはクリスタで描きました。星空です。気に入ってます。
本文に一太郎を使ったのですが一冊かけても使い方を全く習得できず…すっかりPCの肥やしになっています。
3冊目



Day by day with you
発行日:2019/12/15
内容:漫画、サイズ:A5、ページ数:36P、背幅:3mm
表紙用紙:アートポスト紙200kg白(マットPP)、本文用紙:上質90kg
使用ツール:クリスタ
風花雪月ベレト相手恋愛夢(サイト再録済み)。
あんまり特筆すべき点はない。というかこれの原稿やってたときの記憶が…原稿合宿やってたはずなのになぜピンポイントで記憶がないのか。エンジョイしすぎたのかもしれない。
紙もオーソドックスなもの。マットPPに憧れがあったので届いてからしばらくはすべすべしてました
2冊目

ふたりのためのものがたり
発行日:2019/5/6
内容:漫画、サイズ:B5、ページ数:36P、背幅:3mm
表紙用紙:ミランダ・ホワイト170K、本文用紙:ナチュラル、角丸加工
使用ツール:iPad、クリスタ
FGOナーサリー・ライム相手恋愛夢、漫画短編集(サイト再録済み)
ありすとアリスの話とかできてよかったです。
メルヘンな感じにしたくて角丸加工しましたが、狙い通りかわいい雰囲気になりました。満足!
紙も標準的なものを選択したので硬すぎず柔らかすぎずちょうどいい塩梅になったかと思います。
表紙と裏表紙で夢主とお相手のどちらが目を開けているか閉じているかの違いや、表紙のきらきら具合も気に入っております。
1冊目


よしなしごとがたり
発行日:2017/10/8
内容:小説、サイズ:A6、ページ数:76P、背幅:5mm
表紙用紙:アートポスト220kg、本文用紙:上質90kg
使用ツール:PC、Word、クリスタ?
エムマスオールキャラ友情親愛夢短編集(サイト再録済み)。
記念すべき初本。小説本の情報がうまく集められず(当時は今以上に小説本が少数派だったし小説用のプランも今ほど多くなかった)、とりあえずこれから本を作る上で比較基準にになる本を作ろうと思ってたような気がします。とはいえ紙が白い。
表紙も本文も硬いけど、頁数が薄めなので保護を考えたらちょうどいい気もします。初々しくてかわいいなとも思う。
使用ツールはあまり記憶がなく…余白をどれくらい作ったかの記録もない…。表紙はクリスタで作ったような気がします。たぶん…。
使用ツールについて
iPad Pro
2冊目を作る直前あたりに初代(iPad Pro11インチ第一世代)を購入し、現在2代目(iPad Pro12.9インチ第四世代)を使っています。どちらもwi-fiモデル。
サイズを大きくしたのは、最初は持ち運びを考えてたのですが想像よりも外に持ち出さなかったことと、12.3インチを触らせてもらった際、より作業がしやすいと感じたためです。
Apple Pencil(第二世代)とライクペーパーフィルムと可動式のスタンド付きで使っています。ライクペーパーフィルムはすぐに削れる。
12.9インチは…重い!たまに外に出そうと思うと荷物の重量感が段違いです笑
週末に触ろうと思うと待機電力で充電器切れ、というのをちょいちょいやってしまうので気を付けたいです。バッテリー長持ちさせたい。
初代から2台目に変えるにあたり、2台目は整備品で手に入れたので初代を売った差額で相場よりもだいぶ安く実質新品になりました。新品は手が出しにくいけど中古は不安…という方は、整備品を覗いてみるのもオススメ。
勿論それでも安いとは言えませんが、Apple製品は長く使えるところも含めての値段と思うこともできるので。
ちなみにiPadは気になるけれど、書くのは小説のみで絵は描かないということであればProの機能は全くいらないと思います。おそらく他のシリーズと比較しても違いは体感できないかと。高スペック要求のゲームをプレイするならそちらで違いを実感できるかもしれませんが、執筆やサイト閲覧、動画視聴をする程度であれば無印か取り回しのいいminiが適当かと思います(動画視聴するならminiは物足りないサイズかも?)。
タブレットはiPadしかまともに触ったことがないのでAndroidタブレットについては何も触れられませんが、Androidもいいものがだいぶ増えてきてると聞きます。自分はお絵描きも重要なので移行する気はありませんが、Androidタブもコスパいいものはたくさんあるんだろうな〜。
文字だけを集中して書きたいなら、それこそポメラとかありますしね。決して安くはないけどiPadシリーズよりは安いしATOKもついてくる。
クリスタ
もともと買い切り版をPCで買っていて、その後iPad用に月額課金してます。iPadにも買い切りほしいけど、無理なんだろうな…。
1冊目の頃からずっと表紙作業と、漫画本の時は本文作業を支えてくれています。もくじと奥付、扉絵を作るときもだいたいクリスタを使っているので、本当に助かっています。
iPad版のクリスタは通常版のPRO(月額480円/年額3000円)と高級版のEX(月額980円/年額8300円)があります。2019年あたりには年額が2800円/7800円だったので値上がりしてますね。
<参考ページ>
いわゆる「原稿マンション」を建てられるのがEXのみの機能なので、普段はPRO版を年額登録し、漫画本を出す期間だけEX版を月額登録するという運用にしています。
アップグレードした場合は差額のみ支払いになるので、脱稿後プランを戻し忘れなければロスすることはありません。
一冊丸々書き下ろし漫画を描いたときも、webで公開済みの漫画を再録したときもたしか最大3か月ほどアップグレードしていたような気がします。
ちなみにiPadを購入する前はwacomのペンタブをPCにつなげて触っていました。iPadは≒液タブということでやっぱり線の引き方が変わった気がします。線の引き直しが少なくなって(特にiPad proはペンの接地点と描画位置にほぼずれがなく、よくセールスポイントにされている)、作業時間は少なくなったように思います。
縦式
Apple製品使い小説書きの強い味方。いわずと知れた縦式さん。本当に本当にお世話になっております。
特に個人開発でここまでのものを用意してくださってるので、使用感の向上と機能チェックと支援もかねて購入できるアドオンはすべて購入しています。
<参考ページ>
表示されているものからアドオンが増えている+参考ページと記憶にある値段がやや違うので、もしかするとまた値段が変わっているかもしれませんが、すべてのアドオンを入れるとだいたい2000円ほどでしょうか。
基本料金無料ですし、ある程度使ってみて合うな~と思ったら広告削除だけ課金、などもオススメです。広告の有無は操作範囲的な意味でも色のちらつき的な意味でも全く快適度が変わるので。iPhoneでも編集するならなおさら。
擬似小口染めは9冊目で実際に使用しましたね。どれだけ内側に塗り込むかもmm単位で設定でき、色指定はRGBでできます。中々面白かったです。
次は飾り枠が映えそうな装丁を思いついたので、ぼちぼち使っていきたいですね〜。
一太郎
買ったはいいものの全く使い方を習得できず…。4冊目の時と、8冊目のときにまた理解しようと使ってみたのですがやはりわからず…。
8冊目は特にいろいろ設定変えてみようと思って、一冊の中に三種類くらい文字組変えて…というチャレンジをしていましたがやはりよくわからないまま作業を終えてしまいました。
使いこなしている方々は口をそろえて本当に便利とおっしゃるので、いつかは理解、したいですね…。彼のことを…。
Word
最後に使ったのがはるか昔すぎてもう使い方が思い出せません。
やはりというか当たり前というか。文書作成用ソフトなので、ある程度設定が用意されていたり先人の知恵があるとはいえ製本は専門外のため、余白とかがややこしかったような思い出が…。
印刷所について
覚書というか所感というか少部数しか刷らないので、オンデマンドかつ値段重視で見てます。
コミックモール
聞いていた前評判
①入稿してから中途連絡はないけどちゃんと作業進んでるから大丈夫だよ!→本当だった
②料金請求がなかなか来ない、なんならイベント終わってからくるけど忘れられてないよ大丈夫だよ!→本当だった
…という感じで、入稿の仕方がやや特殊なのもあり中級者以上向けという触れ込みは本当かもしれません。
仮受付後のweb注文の仕方も独特で、個人的にちょっと戸惑いました。よく読めばわかるのであまり心配はしませんでしたが、時間がないときに焦って注文…は避けたほうがいいかもしれません。どこでもそうか。
連絡がほぼない点については、特に心配性の方は気を揉むかもしれませんね。でも使える紙も豊富ですしPP加工無料フェアを何故かずっと(知っている限り本当にずっと)しているのでオススメです。
紙の在庫状況も細かく更新してくださっているので、入稿までに在庫が切れてしまっていたら…と別候補を想定して動きやすいです。
製本直送
選択肢そのものは多くないが、本文用紙がかなり薄いものも選べるのがとてもいい。モンテシオンとか使いたいですね。
オプションでPP加工をつけられたり、ブックカバーもページ数や書籍サイズに制限はあるがつけられる。遊び紙も水色とアイボリーの二択。
最近値上げがあったけど(まあこれはどこもそう…)その代わりに冊数に応じて割引される範囲が拡大されました。
入稿の仕方がやや特殊。予約などはなく、原稿が完成したらそのままデータ登録・注文をする方式。気になったらあらかじめ会員登録をしてどんな雰囲気か見てみるのがオススメ。
送料が×冊数の総ページ数換算なのがちょっと特殊かもしれません。
STAR BOOKS
最大2か月の早期入稿をすることで、とんでもない率の割引を受けられることでおなじみ。
予約が埋まることを恐れて早め早めに予約を取ったため、イベント日から考えるととんでもない優等生入稿になったことがある。(印刷所の締め切り的にはごく標準的な入稿)
ちょ古っ都印刷
早い安いの印刷所さん。納期を長くすると割引されて、さらに1部単位で受け付けてもらえるのもいい。
最近、表紙や遊び紙に使える紙がドカッと増えたので、近いうちにまた利用したいです。
A6サイズの本なら淡クリームキンマリ57kgが使えるのもいいなぁ。
ホープツーワン
A5以上向け。のせのせキャンペーンというオプションがあり、締め切りが早くなる変わりに角丸無料などいろんな特典が無料でつけられる。早割もポイント還元もあります。
納期をたくさんとれるなら、次回以降ポイント使うことも含めてめちゃくちゃお得に作れる。
使ったことはないけど期間限定セットもいろいろ出てるっぽい。特殊紙とか箔とか贅沢に使えそうでいい感じ。
オレンジ工房
季節ごとに最高に激素敵な期間限定セットが出るのでチェックしよう!!!!!いい感じの特殊紙表紙とか、オシャレな感じの本文カラー印刷にできたりするぞ!
小説用のプランもあるけどやっぱり漫画同人誌がメインの印刷所っぽく、A6本文用紙の選択肢はほぼないので注意が必要。一方で、期間限定だけど疑似小口染めのオプションもあるみたいです。
A5サイズなら上記の期間限定セットも使えるので、A6よりもA5の同人誌が作りたいっていうとき特にオススメ。
REDTRAIN
カラー・モノクロの値段差がなく、カバー帯が基本料金内でついてくるONEBOOKSが有名。
紙の選択肢も表紙・本文・遊び紙全部含めて最多なのではないでしょうか。
<Twitter>では利用者のツイートをRTしたり紙の情報について発信などされているので、一度は見てみるといいかも。
作例のみを見たい場合は上記アカウントへのメンションを検索するのがたぶん早い。(公式に飛んできたツイートをRTする運用っぽいので)
ちょいのま
まだ製本をお願いしたことはなく、カバーのみ印刷をお願いしたことがあります。<制作実績>にてご紹介いただいています。
案内されているセットに含まれていない紙の使用をお願いしたのですが、疑問点などにも細かく返信をくださいました。
淡クリームキンマリ57kgを利用できる印刷所はあまり見かけないので印象に残っています。
製本も含めてまたお世話になりたいですね~